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オーディオマニアの音の聴き方
2007年 10月 30日 (火) 19:48 | 編集
オーディオから出てくる音について会話をしていると、何かしらの違和感を覚えることが多い。
私が感じる違和感は、あまり多くの人に賛同を得られることはないかも知れないが・・・。
そんな違和感のひとつ。

オーディオマニア100人が同じ音楽を聴いていても、それぞれは違う音を聴いている。流れてくる音はひとつでも、その音の判断基準は100種100通りだ。普段聴く音、それは聴くジャンルや装置、または環境により、その人の聴きどころが決まる。
 ときどき「やはりライブ会場の音はオーディオよりずっといい」というオーディオマニアがいる。確かにライブ会場には独特の雰囲気がある。演奏者の緊張、聴衆の興奮、両者の間の空気感というのは、なにものにも換えがたい感動を生むのはわかる。そうしたライブ、コンサートは私も大好きだ。
しかし、それと音の話は別である。楽器をニアフィールドで聴くのは結構しんどいものだ。我々は決してグランドピアノに頭を突っ込んで聞くことはない。
ライブ会場は反響音9割、生音1割。程度の悪いホールだとせいぜいそんなものである。ましてやマイクやスピーカを通して聴く音というと、どれほどが生の音といえようか。
 優れた調律師は演奏会場と演奏者に合わせて調律を行う。すると演奏者と調律師の意見が合わなくなることもある。演奏者と調律師が楽器を聴く立ち位置がそもそも違うのだ。楽器に寄り添って聴く演奏者と数メートル、数十メートル離れたところで聴く聴衆。届く音は異なる。
 そして音はマイクに拾われ、スピーカから拡声される。ましてやそれを録音、ということになるとマイクセッティングでその音はまったく変わってしまう。
 それらを鑑みて「生音が好き」といってもらいたいものだ。

音を聴くとき、自分の聴きたい音、聴きやすい音を聴いてしまう。低域を聴く人、高域を聴く人、このCDのこの曲のここの部分はどう聴こえるのか、そうやって装置を判断する人。
 当店にJBLの3WAYスピーカがある。D130・16Ω、スピード感がそれなりにあるウーハーなのだが、瞬間に聴くと中域のエネルギーが強いため、「もう少し低域がほしい」と言われる人もある。実のところそう言わせようと設定をしている。初めにそれを聴いてもらい、次に中域をカットする。すると「低域も出ているんですね」ということに気付く。そしてもう一度中域を復活させる。そうすると「低域もしっかり聴こえる」と言ってもらえる。もちろんヴォリュームも曲もまったく同じだ。
 これはどういうことだろう。おそらく頭の中で優先順位を決めているのだ。知らず知らずにそうやって出てくる音を判断している。だが、一度低い音に気がつけば、音を聴くことはできるのだ。
 自分の耳をニュートラルにすることは難しい。先入観とはいかないまでも聴くポイントのくせはある。自分の耳とはどこのポジションを中心に聴いているのか、それを自覚することはできるのではないだろうか。
 私にも音を聴く聴きどころがある。低域のスピード感、中域の厚み、伸びる高域、そうした聴きどころを理解してもらえる人とは自ずと会話が弾んでくる。

 「オーディオの音に敏感」と自負する人に問うてみたい。あなたの思うオーディオの音とはなんですか。
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Comment
この記事へのコメント
あなたの思うオーディオの音
僕は自ら演奏もし、生ライブにも足を運んでいます。
しかし、ライブとオーディオを比べる、リアルさを求めるのは少し違うのではないかと考えます。
オーディオは好きな音でなっていればいいのだし、好みの音を追求できる楽しみがある。
対してライブは、迫力はあるものの大抵は、生といえどPAなどを通し到底高級とはいえないアンプを通した音圧のみ追求した再生がライブの現実です。
ただし、オーディオで再生するのを意識した生音取りというのはアリだと思います。ピアノにしろウッドベースにしろやっぱり生の音をそのまま人の居る位置で取り、オーディオで再生すればそれなりに楽しめます
色々な方の考え方は全て有る程度、的を得ていると思えます。
2007/ 10/ 30 (火) 23: 14: 52 | URL | 喫茶の方でお世話になってます^^ # vnnxOENE[ 編集 ]
コメントありがとうございます。
仰るとおりオーディオとライブはまったく別物です。ただ、オーディオマニアとはオーディオにライブの生音を求めてしまうところがあります。
「目をとじるとそこに演奏者の息遣いがきこえるような…」そんなオーディオマニアの願望というか、妄想というか、そうした音の追求というのは、演奏者とも、その曲が好きで音楽を聴く人とも違う、音楽の楽しみ方だと思います。
ライブ会場に足を運ぶとき、オーディオに携わるものとして、ライブの空気を楽しむのか、その会場の音響を吟味するのか、そこでの演奏を自分の装置で再現したいと思うのか、それぞれの立ち位置で感想や言動は変わってくるでしょう。
そういった意味で、「色々な方の考え方は全て有る程度、的を得ていると思え」るのは当然だと私も思います。
2007/ 11/ 03 (土) 00: 26: 57 | URL | # -[ 編集 ]
ありがとうございます。
お返事頂けまして光栄です、

「オーディオマニアとはオーディオにライブの生音を求めてしまうところがあります」
いえいえ、全くそうですよね、実は僕は何を隠そうそのマニアの端くれでした。夢を言えば究極はそうだと思います。
日々、オーディオ雑誌を読み耽り、SPを自作し、SPのセッティングを変えたり、電気店の視聴室で高級オーディオを聞いてみたり・・・

しかし、そういう経験を長く積んだ今、至ってる結論の一部が上記なんです。

ライブの音やドラムの音は実際にはこれだけ大きいのだから、音量も馬鹿でかくして自分のオーディオ再生する。。。などという事を続けておりました。
オーディオは一つの確立した、音楽を聴く素敵な手段だと心得ています。また、自分とは味付けの違う他の人の手が掛かっている音を聞くのは非常に楽しくて興味深いものです。
ありがとうございました。


2007/ 11/ 06 (火) 19: 32: 07 | URL | 喫茶の方でお世話になってます^^ # vnnxOENE[ 編集 ]
件名 : オーディオの音と録音の可能性。

現在製作中のDr単体音源の録音で沢山気づいた事がありました。

そもそも何故オーディオ装置から聴こえてくる音と、生で聴く音とに隔たりがあるのか?という部分で、以前から考えてた事と、手法についてアイデアが浮かびまして、次のREC時に試してみたいと思っています。
そこには必ずベリヒテンが使用される訳ですが(笑)

人間の耳は聴きたい音にフォーカスする訳ですが、マイク収録では機器の特性上それが出来ない。

今回思いついたアイデアはその部分をクリアーするかもしれません。

個人的には成功するのではないかというある種確信めいたもの(イメージ)が既に出来ています。

問題があるとすれば、純粋なリスナーの方は「仮に録音で人間の聴覚の特性に近いものが録音出来たとしても、演奏者が聴いてる音等を聴いた事が無い」という所ですね。

生音を録音する事は可能です。
後はその生音に何を求めるのか、という事位でしょう。

Ah!が、ベリヒテンが、画期的な成果を上げているのですから、マイクを使った録音でも可能だと確信しています。

普通に録音した音源もその場の熱さが伝わってくるものであれば、それはそれで別な音源として楽しめる音源であるとも思います。
2007/ 11/ 07 (水) 22: 41: 11 | URL | Nil by Mouth # -[ 編集 ]
皆様、コメントありがとうございます。
オーディオというのは、それを極めようとすればするほど、ゴールが遠くに見えてきます。
それぞれがそれぞれ苦しまれ、そして楽しまれています。
当HPや当店グッズなどがその楽しみの手助けに多少なりともなるならと、試行錯誤の日々は続きますね。
2007/ 11/ 12 (月) 08: 46: 34 | URL | AH!広島ショップ  # -[ 編集 ]
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